道にて
2024 / 7分41秒 / フィクション映画[あらすじ]
舞台は代理母による出産が浸透しつつある架空の日本。
代理母・早川は自身の子宮で、未婚の男性・今村の精子と、今村が選択した卵子ドナーの卵子からできた受精卵を育てている。
早川と今村に面識はなく、代理出産コーディネート会社が仲介を実施している。
ある日、コーディネート会社の不備で、今村が選択した卵子が、別人のものだったことが発覚してしまうが――。
男である自分が妊婦の身体に共感を持つことはできるか、ということに興味を持ち、制作開始。
静かに妊婦を映し続ける映像と、その画に適した物語を結びつけ、実験性とドラマ性を両立させた作品を目指しました。
撮影を通し、自分がその身体にシンパシーを感じたかというと、何とも言えない面があり、むしろ距離が離れたようにも思えます。
上映歴
2024/10 グラウンドレベルシネマ Vol.5.0/イメージフォーラム
主な出演
佐々木麻衣、上林三夏、山本真、阿部公平
スタッフ
河本洋介/撮影