東京フェイクドキュメンタリー映画祭2024

2024/6/15(土)@イメージフォーラムさま

開催日時: 2024/6/15(土)15:00~18:00
会場: イメージフォーラムさま

4度目の公募型フェイクドキュメンタリー映画祭。
基本的な形式は例年を踏襲しつつ、監督トークショーの質を強化。監督への質問・MCのコメントの検討に精を出しました。
また、昨年までは観客投票でグランプリを選出していましたが、ナンバーワンの作品を決めるのは当映画祭に適さないと判断。MFA(Most フェイクドキュメンタリーを感じた Award)と題した、別機軸の賞を新設しました。
来場者の皆さま、出品者の皆さま、イメージフォーラムさま、ありがとうございました。

上映作

里山お宝ノスタルヂア / 15分 監督: 鈴木ゴモラさん

里牧さんの仕事は「里山に捨てられた成人向け雑誌の管理をすること」。キャリアはなんと20年。雑誌の発行部数が減るなか、彼は自らの職業をどう捉えるのか。時代が変わっても消えることのない情熱が、スクリーンから溢れ出る。

配信テスト中の来訪者 / 8分 監督: 池戸夏海さん・志賀鳳さん

若者3人はネット番組の配信準備中。突然家のチャイムが鳴り、謎の声が聞こえてきて、玄関をノックする轟音も鳴りはじめる。恐怖に怯えて耳を塞ぐ若者たち。そのうちの1人が、カメラを持って玄関に向かうが――。

「フミカの夢日記」上映後トークイベント / 28分 監督:山科晃一さん
MFA(Most フェイクドキュメンタリーを感じた Award)受賞作品

新作映画の舞台挨拶の記録映像。監督、役者、観客が1本の作品について語り合う。映画の主人公・フミカが劇中で見た夢とはなんだったのか――。一人ひとりの言葉の積み重ねが、我々がまだ見ぬ映画に輪郭を与えていく。

工場の退職者 / 25分 監督: 榛原亮さん

ある工場の取材記録。ベテラン職人は「ウチの良さはチームワーク」と語るも、いろいろ問題がある模様……。はつらつとした雰囲気で始まった取材は、事件勃発で予期せぬ方向へ。そして訪れる、ひとりの若手職人の絶望と希望。

潜龍用うる勿れ / 6分 監督: ぬくまるあおさん

「田中」を名乗る1人の女性のセルフドキュメント。木々に囲まれた古いマンションに入った田中氏は、汚れた壁を歯ブラシで丹念に磨き、邪気の浄化を試みる。田中氏の"自撮り"を通し、私たちは彼女の人生と心の内に触れていく。

映画、Kの場合 / 24分 監督: 金丸知樹さん

部屋で机に向かい、紙に「映画」の画を描き始めた主人公。カメラは彼を映し続け、画は彩りを増していく。やがて画面には別の映像が映し出され、変容が始まる。映像が氾濫する世界のなかで、「映画」を問うた主人公の記録。

浅野とPeaceと雨 / 4分 監督: 伊藤啓太さん

時は平成の終わり。久々に旧友と顔を合わせた主人公は、卒業した小学校の閉校を知らされる。カメラの前で語り合うからこそ、癒される喪失。移りゆく社会でも、不変の幸せはきっとある。平和であれば、元号なんてどうでもいい。

会場協力
イメージフォーラムさま

フライヤー製作
おしょぼさん

おしょぼさんにお作りいただいたフライヤー

Posted by asuka1992


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